昨日、最終出勤日を迎えたので、さすがにもうこの話をしても良いでしょうからしてみます。
私の勤務先ではソフトウェアを使って打刻を管理しておりました。
学生時代にアルバイトをしていたときはタイムカードを機械でがしょんとやっていたのですが、今はテクノロジーの時代。
パソコンで打刻管理アプリを立ち上げて、打刻ボタンを押せば完了です。
しかしながら問題がひとつだけありまして、打刻管理アプリの時計がなぜかちょいとずれているので、打刻するタイミングには注意しないといけないのです。
私としては一刻も早く退勤したいものだから、定時ちょうどには退勤の準備をばっちし整えて打刻のときを待っているのですが、肝心のアプリの時計がずれているせいで打刻ができず帰れないのです。
会社の時計は定時を指して定時のチャイムも鳴っているのにも関わらず、アプリだけ若干遅れているのです。
早まっているならまだ良いのですが、なぜかいつも腹立たしいことに遅れるのです。
逆に、早かったためしがありません。
最大で1分近く遅れているときがあったのですが、あのときは人生で一番長い1分を過ごしたような気がします。
これを読んでおられる皆様はもうお気づきかもしれませんが、実は私ウサオジは極端にせっかちなのでございます。
ところで、なぜ私がここまで打刻アプリの時計がずれていることをまるで大惨事かのように言っているかということについてですが、ここでひとつたとえ話をしましょう。
例えば、スペースシャトルの打ち上げのカウントが0になったときスペースシャトルが打ち上げられなかったどうでしょうか?
そして、カウントダウン終了30秒後に打ちあがったとしたらどうでしょうか?
多分、観客の皆様はそろってげんにょりすることでしょう。
カウントが0になるときに合わせてテンションを最高潮に持って行っているのにも関わらず、その瞬間には打ちあがらない。
そして、予想外の出来事に呆気にとられている間に、打ちあがってしまうのです。
つまり、打刻アプリの時計がずれているというのは、そういうことなのです。
テンションだだ下がりでげしょげしょになってしまうのです。
終わり良ければすべて良し、と言いますが終わりがだめならすべてだめなのです。
ちなみに、時計がずれていることに気づかずに打刻をして定時前に退勤の打刻をするという致命的なミスをついうっかり犯したことが何度かありますが、それはそれ。
最終的にはなんとかなったとだけ言っておきましょう。
というわけでして、この因縁の勝負も昨日で最後となってしまいました。
若干の寂しさを覚えつつも、これからはもう定時の打刻でやきもきしなくて良いのだ、という喜びもあり、どこか複雑な気分です。
おしまい。