それを聞いてはなりません

転職活動をしていると、時折参ったなあと思わせられる質問に出くわします。

その質問のひとつが、友達に関する質問なのでございます。

「お友達からはあなたはどのように思われていますか」みたいな質問がくるのですが、転職理由ほどの頻度ではないにせよ、これがまあ意外と高頻度で聞かれるのです。

しかしながら、私には友達がおりません。

私はその出不精ゆえに家に引きこもってばかりいたので、学校を卒業して嫌でも顔を合わせるような場所がなくなってしまえば会うこともなくなり、そのまま関係は霧散していったのでございます。

そもそも、学生当時もそこまで顔が広かったわけではないのです。

というわけでして、この質問に答えるのはえらく骨が折れるのでございます。

まさか「現在友達は一切おりませんので、その質問にはお答えいたしかねます」とも言えないのですが、これがまあ参ったことなのでございます。

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とは言えこういったときは、創意工夫が物を言うのです。

つまりこの手合いの質問に対しては、面談などを通して転職エージェントさんから言われた評価をそれっぽく言うのでございます。

あるいは、既に面接を受けている他の企業のフィードバックで言われたことを言ったりしても良いのでございます。

そういった評価はいちおうにも第三者の評価ですので、あながち間違った評価にはなっていなはずなのでございます。

このテクニックを駆使していくつかの面接を潜り抜けてまいりましたが、たまーにさらに突っ込んで深く聞いてくるときがございまして、例えば「そのお友達とはどのような関係ですか」のように聞かれるのです。

いやはやこれは参ったぞと思いつつも、その友達は大学の友達ということにして、後はその場の流れで部活動/サークルで知り合っただの同じ授業を取ることが多くて知り合っただのと言っております。

まあ実際当時はそういった友達がいたと言えばいたので、完全な嘘ではありますまい。

ただ、今はもう関わっていないだけなのでございます。

さて、明日も面接があります。

友達に関する質問が飛んでこないことを願いつつ面接に臨んでこようかと思います。

面接はやっぱり大変でございます。

おしまい。