敵襲でございます

一昨夜、我が家は敵による襲撃を受け、そしておよそ1時間半におよぶ激闘の末、敵を殲滅したことをここに明らかにいたします。

夜22時過ぎ、翌日の「トップガン マーヴェリック」鑑賞に備えて「トップガン」を鑑賞し終わった後、ほっと一息ついてふと何の気なしに床を見やったところ、床に赤みがかった茶色の親指程度の大きさの物体を認めたのでございます。

一瞬後、私の見開かれた2つの眼は焦点を結び、その物体の正体を悟りました。

ゴキブリでございます。

つまり、我が家は現在、ゴキブリの襲撃を受けているのでございます。

敵襲でございます。

あまりにも圧倒的な現実を前に体が固まってしまった瞬間、事態は動きました。

私が正気を取り戻す直前、敵の方が一瞬早く動き、カラーボックスと衣装ケースの隙間へと姿を隠したのでございます。

冷静になった私は、敵から目をそらすというリスクを冒して、自宅に備えてあった殺虫スプレーを取りに行き、敵を最後に発見したところへと引き返しました。

引き返すや否や、カラーボックスをちょいと横に動かして隙間を見ると、やはりそこに先ほど逃げ込んだ敵の姿を発見したため、すかさず殺虫スプレーのノズルを敵に突き付けてトリガーを引き絞ったのでございます。

缶に充填された高圧ガスが殺虫剤を押し出し敵に命中した途端、敵は一目散にさらなる別の物陰へと敵は逃げ込んだわけですが、私がその物陰を確認したときには既に逃げられた後でございました。

見失ってしまったのでございます。

というわけでして、ここからいよいよ本格的に私とゴキブリの殺し合いが始まるのでございますが、長くなりそうですので続きは明日書きます。

おしまい。