カワクーナが壊れました

恐るべき恐怖の震撼するような事態が起きてしまいましたよ。

カワクーナが壊れました。

まだ買ってから半年もしないというのに、壊れました。

さて、この壊れ方というのがなかなか危なっかしい壊れ方でして、と言いますのも、ヒーターのタイマー機能がぶっ壊れまして、タイマーをかけているのにヒーターが自動で終了しないというとんでもない事態に陥ってしまったのでございますよ。

ヒーターの構造は、OFFの位置から時計回りにつまみを捻ると捻った分に応じてタイマーが設定されるのでして、つまみを捻ると捻った位置からぜんまい仕掛けか何かでOFFのところへ戻るまでの間ヒーターが稼働するという仕組みになっております。

一方でOFFの位置からタイマーモードとは逆に反時計回りにONの位置までつまみを捻るとタイマー無しの稼働状態になるのでございますけれども、これが問題でして、タイマーを設定すると捻ったつまみがOFFの位置に戻るまでは良いのですが、そこからしばらく放置するとOFFの位置を越えてONのところまでつまみが勝手に回ってしまうのでございます。

つまり、タイマーがタイマーの意味をなさなくなってしまうということでございます。

思うに、ぜんまい仕掛けのあたりがいかれてしまったんでしょうねえ。

というわけでして、これがタイマーをかけているのにタイマーが効かないという事態の正体でございました。

数日間様子を見てみましたが、何度試してみてもOFFを乗り越えてONまでつまみが回ってしまいますので、これはもう完全にダメになっておりますねえ。

これに気づいた最初はなかなかびっくりしましたよ、タイマーが終わってしばらく静かになっていたと思ったらいきなり再起動したのでございます、私は何も触っていないのに。 

そのときはあまりにも気が動転して「もしや不審者が侵入して勝手に起動したのでは?」と考えてしまったほどでして、臨戦態勢で居室から転げ出ていったのは秘密でございます。

しかしながら、実際にカワクーナを見てみたらつまみが勝手にONの方に回っておりまして、不審者の侵入と同じくらい恐ろしいことになっておりましたよ。

もはや怪奇現象でございますよ、工学的怪奇現象。

というわけでして、とりあえずのところはタイマーが切れるや否やコンセントを引っこ抜くことによって対応しておりますが、いつ他のところも壊れるか分かりませんので、早急に対応を考えねばなりません。

あるいは、もしかしたら工学に通じた者であれば自力で直せるのかもしれませんが、私はランチョーではないので直せそうにありませんねえ。

もういっそのこと別の乾燥機を買ってやろうかと思っている次第でございます。

おしまい。