深夜の死闘でございます

昨日はえらく恐ろしい体験をしましたよ、いや、むしろ今日というべきかもしれませんねえ。

ともあれ、本日午前2時30分、ふと目を覚ました私はある異音に気づくのでございます。

なんというか、パキパキとかカリカリとかポリポリとか、そんな感じのちょいと高めの音ですよ、何かが砕けたり割れるような感じの。

いつもなら絶対に聞こえないはずの無い音、注意して聞いてみると、やはり外からではなく部屋の中から聞こえてきます。

なんだこれはおっそろしいなあ、と思いつつ、ベッドの上で体を起こして部屋を見回してみるも異状なし。

夜、中途半端なときに目覚めるとトイレに行きたくなってしまうものでして、今回もその例に漏れずそうなったがためにとりあえずトイレを済ませて、まあ気のせいだろうと思うことにして布団をかぶって寝ようとしたそのとき、やはりまた聞こえました。

もはやこうなってしまっては寝てなんかいられません。

さあ今宵はとことんまでこの謎と向き合ってやろうではありませんか、と意気込んで再度部屋の電気をつけ、今度はベッドから降りて部屋中を巡回いたしました。

ぎゃああ!!

そしたら、出ました。

出たのでございます。

出てしまいましたよ。

阿呆みたいにでっかいゴキブリが。

冗談みたいに馬鹿でかいゴキブリが駆除剤にむしゃぶりついておりました。

あれはどうやら、ゴキブリが駆除剤を食べる音だったぽいですねえ。

ともあれ、本当にもうそのゴキブリがとんでもなくでっかくてですね、触角も体の3/4ほどもあるんじゃなかろうかという長さでして、触角も含めたら全長は私の親指2本分弱くらいの長さでしたよ。

そして不気味極まりないことに、黒に限りなく近い茶色でございました。

親指2本サイズの黒く蠢く塊・・・本当にとんでもないものを見てしまった。

深夜の寝ぼけ眼にそんなとんでもないもの見せられたらたまったもんじゃありませんでして、一瞬脳みそが処理を放り出しましたよ。

ポンコツPCよろしくフリーズいたしました。

ともあれ、一瞬後に冷静になった私はすかさず部屋に常備してある殺虫スプレーを手に取ったわけですけれども、どうにもゴキブリのいる場所の具合が悪いのでございます。

これはどうやっても効き目が出る前に逃げられてしまうだろうなあという場所におりました。

というわけでして、少なくともコンセントやらなんやらがあってスプレーが使えないところに逃げ込んではほしくないので、そっちには向かわないよう注意してスプレーを噴射したところ、うまい方向に逃げたのは良いものの、しかしながら見失ってしまいました。

しかもあいにくのことに、スプレーも弾切れでございます。

これは長い夜になりそうな予感がしますねえ、まあ結局はその通りになってしまったのでございますが。

というわけでして、長くなりそうなので続きは明日書こうと思います。

ウサオジの戦いは続く。

おしまい。