負けイベントでございます

働いていて私が嫌だなあと感じるもののひとつが、終了時間が定時に設定されている会議でございます。

と言いますのも、こういった会議が定時に終わったためしがないんですよねえ。

というわけでして、今日はまさにその終わらない会議があったのでございます。

何がそんなに腹が立つかと言いますと、残業扱いになる1時間とかの延長ならまだしも、残業扱いにならない15分とか20分とかのギリギリのラインを攻めてくるところでございますよ。

私の勤務先では、残業は上司に申請しないと残業代が付かないのですが、基本的に30分単位で申請するという暗黙の了解があるっぽいのでございます。

というか、多分、勤怠システム的にそれ以下の時間で登録しようとしてもうまく動かないのだろうと思いますが、ともあれそれは別の問題でございます。

というわけでして、要はこれタダ働きじゃあないですか、言ってしまえば。

そもそも私はあんまり労働という行為が好きではなく、カネのためにしぶしぶ働いているような人間でありますからして、タダ働きになるこういうちょい残業に極めて強い嫌悪感を覚えるのでございます。

こういうのを全部ひっくるめたら年間何時間になるんでしょうかねえ?

恐らくはそこまで大した時間にはならんのでしょうが、しかしそれだけの残業代があればきっと『トップガン マーヴェリック』を1,2回は観れるんじゃあないですかねえ、しかもIMAXで。

ともあれ、そんなこともあって私は1分1秒たりともタダ働きなんで御免なので、いつもは定時になった瞬間に一目散に帰っているのでございますけれども、こういった会議だとそうはいかんのでございますよ。

常日頃からどれだけ努力していても不可避の、不可抗力によって強いられる残業、つまり、いわゆるゲームで言うところの「負けイベント」ってやつですよ、負けイベント。

だいたいいつも、こういった負けイベント会議は、終了直前に偉い人のこういう言葉とともにやってきます。

あ!そういえばさあ!

なんでその閃きをわざわざ終了時に持ち出してくるんですかねえ?

嫌がらせでございますか?

しかも、そんなタイミングで言う割にはそこまで急ぎの要件でもない。

かと言って、私のような下っ端の人間がそういうことを言うのは憚られる雰囲気ですからして、もはや会議終了後の定時後に偉い人が新しい議題を持ち出してくるのは、パワハラの類ではないかと思う今日この頃でございます。

というわけでして、頃合いを見計らって「それで、次の会議はいつにしますかねえ?」という言葉で強制終了させておきましたよ。

あまりにもあからさまにやると「やる気がない」だとかなんだとか言いたい放題言われますので、タイミングが肝要でございます。

さてところで、次回の会議の終了時間は定時でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。

おしまい。