過去問題集でございます

最近は午後の問題に焦点を絞って応用情報技術者試験の勉強をしているのでございますけれども、ここに来て使っている過去問題集が物凄く物凄い致命的な欠点を抱えていることを見つけてしまいましたので、そちらをご紹介いたしましょう。

その噂の問題集とは、こちらでございます。

これの何が酷いかって言ったら、午後の問題の解答がデタラメだったりすることでございます。

まあ「デタラメ」と言っても全くの間違いなわけではないのですけれども、しかしそれでも公式が解答を公表しているのですから、ここはせめて公式に準じたものを記載してほしいところ。

例えば、この前解いた令和2年秋季の経営戦略の問題の設問1の解答はこのようになっておりましたよ。

新事業の創出につながる機会が失われる。

引用:公式

先端ITを活用した付加価値ビジネスを創出できない。

引用:問題集

問題集の方は、言いたいことは分かるのだけれども、書き方が公式と全く違う。

しかも、これらの文章を作ろうと思ったらそれぞれ別の箇所に着眼しないといけないので、さらにこの問題をややこしくしております。

解答分中に含まれるワードをどこから拾っているかが結構違うんですよねえ。

解答の意味合いとしては近い感じにはなっておりますけれども、問題文のどこを見て解答を組み立てたのかは全く異なります。

それと、解答の解説も結構淡泊で、試験対策に使うには物足りないところがあるのも否めません。

ここまででボロクソにこき下ろしてまいりましたが、とは言え、この問題集には極めて特徴的な長所があるのも確かでございます。

と言いますのも、この問題集を買うと購入特典で過去20回分くらいの過去問が解説付きでダウンロードできるんですよねえ。

ですので、質より量のスタイルで過去問をなぎ倒していく勉強法には相性が良かったりしますし、実際に私はその特典目当てで買いました。

解答が公式とは違うし解説もあっさりしすぎているような気がしないでもありませんが、それでもないよりかはましでございます。

というわけでこれを踏まえて考えるに、解答についてはこの問題集を参考にせず、解説だけを参考にして解答は公式を見て確認することでこの問題を回避するとしましょうかねえ。

ちなみに、載っている問題の数はこれと比べると少ないですが、解答と解説が極め付きに丁寧なのはこちらの問題集でございます。

解答の作り方はこちらを参考にした方が良さそうですねえ。

こちらはもう既に1周回してみましたが、もう一度解法だけ読み込んでおいた方が良いかもしれません。

というわけでして、受験勉強は参考書選びから既に始まっているということに、今更気づかされたウサオジでございました。

おしまい。