知識不足でございます

もう残り1週間を切った、というかもはやあと数日で応用情報技術者試験当日なのですけれども、この期に及んで知識不足という課題を痛感しているウサオジでございます。

と言いますのも、午後の問題の過去問を解いていると、文章を記述させるのではなく単語を聞いてくるようないわゆる単純な知識系の問題に出くわすことも多少あるのでございますが、そういった問題の正答率が思いのほか悪いんですよねえ。

こういった知識だけで解ける問題は文章を記述するような小難しいこと抜きで得点を稼げる、いわゆるカモでございますけれども、今の私はカモにカモられてる状態でございます。

なんでだろうなあ、と思っていたのですが、考えてみたら当然でございましたよ。

というのも私、実はいわゆるテキストと言われる類の参考書を一通りすら読んでいないのですが、完全にこれが原因ですねえ。

午前の問題は基本情報技術者試験のときの知識で解ける問題も多かったのですが、しかしそういった過去問演習の成績だけを見ているあまり、大事なところをすっかり見落としておりました。

去年の基本情報技術者試験のときは「まずはテキストを一周してから過去問」というような方針でやっておりましたが、今回は基本情報技術者試験の勉強で得た知識で多くの問題が解けたこともあって、調子に乗って「とりあえず過去問を解いて、分からなかった箇所だけテキストを参照する」という横着をしたのがいけなかった。

このような横着な方針を取ることによって、知識の網羅性に致命的な欠落が生じました。

すべてマークシート式の基本情報技術者試験であれば、このような横着な勉強戦略を取ることが効率的に合格への道を驀進するための方法だったかもしれませんが、なんと言っても今回は応用情報技術者試験。

基本情報技術者試験とは勝手が違います。

選択肢の中から選ぶのと、全て自分の手で記述するのとでは、その難易度には月とすっぽんぽん以上の差があります。

というわけでして、私はこの極めて致命的な戦略的誤謬を挽回すべく、現在は過去問演習と並行して、午後で選択する科目に限ってテキストの読み込みを急ピッチで進めておりますよ。

『トップガン マーヴェリック』では、ルースターがマーヴェリックに「きみは教科書に縛られ過ぎている。もっと本能に従って飛べ」と言われたり、あるいはあの有名なせりふ「Don't think, just do」とか言われたりしておりましたが、これは教科書、つまり基本がしっかり理解できていてこそなのでございます。

前提として基礎があり、その上でそれらの基礎を意識せずして自分の手足のように従え、そして本能に従って飛べてこそのトップガンなのでございます。

他にも、マーヴェリックが訓練初日に訓練生の目の前でF/A-18のマニュアルを無造作にごみ箱に落としているシーンがありましたが、あれは「教科書通りの技術なんてできて当たり前、その上できみたちは教科書以上の技量をどれほど発揮できるのか」という、マーヴェリックからの挑戦状に他なりません。

しかし、今の私にはそれがありませんでした。

というわけでして、試験直前ではありますけれども、しかし今からまずは教科書通りに飛べるよう精進するとしましょう。

そして明日は、作戦開始前最後の午後問題の過去問演習を行う予定でございますよ。

おしまい。