立派な椅子でございます

昨日は我が家のちゃっちくない椅子について語りましたが、どうやら椅子好きの方がどんな椅子なのか気にしておられるようですので、隠すほどのことでもありませんから、ここはひとつ正直に開陳するとしましょう。

ちゃっちくない椅子でございます - ウサオジのブログ

椅子好きなので、どんなのに座ってらっしゃるのかとても気になります…!

2022/10/20 21:12

さて、私の使っているちゃっちくない椅子、というよりはむしろ立派な椅子はと言いますと、アーロンチェアで有名なハーマンミラーというメーカーの、「エンボディチェア」という椅子でございます。

www.hermanmiller.com

最初にはっきり言っておきますが、めちゃくちゃ快適ですよ、これ。

金額が金額ですし用途も多少は限られてくるので、万人に勧められるような品ではありませんけれども、本当にこれ凄いんですよ。

背もたれの後ろがえげつない形状になっておりますが、これのおかげもあってか、座って背もたれにもたれかかってみると、なんかこう、スポっと収まるような感じがするのでして、要するに有り体に言って体のおさまりが良い。

クッション性もさることながら、形状もちょうど良い塩梅に背中を包み込むような感じな曲線を描いておりますからして、背中にジャストフィットでございます。

しかも、座面下についている調整つまみを回すことで背もたれの反り具合を微調整できますので、とことんまで自分の体に合わせることができるのですよ。

他にも、オフィスチェアと呼ばれる椅子には大体備わっているリクライニングの固さ調整ももちろんできますし、その上、リクライニングの角度の最大値も何段階かに変更できたりするのでございます。

というわけでして、以上の諸々のことから、座ると体があるべきところにあるような感じがするのでございますよ。

この素晴らしい椅子に座っていれば長時間座ることも苦じゃありませんから(視界に入るだけでしんどくなるちゃっちい椅子とはわけが違うのですよ!)、上映時間がおよそ3時間ほどある『きっと、うまくいく』なんかをぶっ続けで観るのも快適でございます。

もちろん、座面も適度に柔らかい(これもちゃっちい椅子とは大違いでございます!)のでお尻にも優しい。

もはや四六時中座っていられますよ、これは。

さて、先ほど上の方で「用途が限られる」と書きましたが、この椅子は後傾姿勢、つまり背もたれにもたれながら使う人向けの椅子ですので、机に向かって前かがみで絵を描いたり文字を書いたりするのにはあまり向いていないってところですかねえ。

ブログの執筆で言うならば、キーボードで文字を打っている分には良いのですが、挿絵をペンタブで描いているときには、あまりこの椅子の利点を活かせているようには感じません。

それに最近ですと、応用情報技術者試験の勉強をするときにペンを持って問題集と格闘するというのも、あまり向いている使い方ではありませんでした。

つまり、背もたれを活かしてこそ、この椅子はその性能を十全に発揮することができるのですよ。

しかしながら、私の用途としては読書、ゲーム、映画鑑賞、ブログといったゆったり座りながら行う活動がメインですので、この椅子はまさにその精華を発揮しております。

後傾姿勢で使うならば、これに勝るものはないでしょう。

しかしながら、ただひとつ欠点を上げるとするならば、アメリカのメーカーだからか想定している体のサイズがアメリカンサイズなんですよねえ。

つまり、ちびっこはお断りってことですよ。

実は私ウサオジはみんながびっくり仰天してぶったまげるくらい身長が低いのですけれども、そのせいで素足で座ると、座面を一番下に下げても床に足裏がぺったり付かなかったりします。

つま先しか床につかない、って言えばいいんでしょうか、まあそんなところでございます。

室内履きのサンダルなんかを履けばなんとかなると思うんですが、素足だとねえ。

ともあれ、身長が165cmくらいあれば多分普通に座れると思いますよ。

とは言ったものの、私はもはや室内履きどころかオットマンと言われる足置きを使っておりますので、座面の高さの問題はもはや関係ありません。

オットマン、良いですよ。

後傾姿勢用のエンボディチェアとオットマンは、相性がとても良い。

ちなみに、私の使っているオットマンはこちらでございます。

以前にゲームの椅子を買ったときに椅子と一緒に合わせて買ったのですけれども、ゲームの椅子はもう手放しましたが、こちらはまだまだ現役でございます。

というわけでして、以上が私の使っている立派な椅子こと「エンボディチェア」でございました。

アーロンチェアも良いかもしれませんが、エンボディチェアも相当ですよ。

さてところで、実はオフィスチェアを買うときにこのエンボディチェアと迷ったのが、同じくハーマンミラーの出している「セイルチェア」だったりするのは秘密でございます。

こちらもなかなか癖のある背もたれをしておりますが、座ったときの感触は実に素晴らしいものでした。

なんというか、ハンモックみたいな感じですねえ。

柔らかくて優しい。

しかも、座り心地以外にも、こちらの方がエンボディチェアよりもかなり安いので手は出しやすいと思います。

ともあれ、もし気になるのでしたら、こんなええ加減なウサギのオジサンが書いているブログなんかを読むよりも、取り扱っているお店に行って実際に座ってみるのが一番でしょうねえ。

座ってみた感覚で本能に従って買うか買わないか決めれば良いのでございます。

Don't think, just doでございますよ。

おしまい。