昨日は観てまいりましたよ、『RRR』を。
しかもDobly Cinemaで。
あれは本当に凄いものを観ましたねえ!
一言で申し上げますならば、私の知っている『RRR』とは違う『RRR』ってな具合でした。
もちろんストーリーは一緒なんですけれども、とりわけ音響部分のパワーアップ度合いが甚だしくて、別の作品かのように思えたのですよ。
これの味を占めてしまったらもう、普通の上映には戻れないような気がしますねえ。
と、それほどまでに劇中の曲やら効果音やらの迫力が通常の上映と比べて段違いでした。
特に、終盤の肩車のシーンからがもう本当に傑出した出来栄えで、音楽は重低音が腹に響いて場面の壮絶さをより強調しておりましたし、爆発なんかの派手な音も聴覚が飽和するくらいの大音量でして、まるであのシーンに実際に出くわしているのではないかと思うほどでございました。
他には、ナートゥのダンスシーンとかの音楽が重要になってくるシーンはとりわけ素晴らしかったですねえ。
音楽に関しては、『BLUE GIANT』をDolby Atmosで初めて鑑賞したときのような衝撃がありました。
さて、Dolby Cinemaと言えば音響だけではなくて映像の鮮やかさも通常上映とは格が違うわけですけれども、確かに全体的に映像が鮮明だったなあという気がします。
特に本作は何かと色鮮やかなシーンが豊富ですから、そういったところでこのDolby Cinemaが威力を発揮しておりました。
特に、ビームとラーマが協力して爆発炎上する鉄道事故から子供を救い出し、そのまま手をがっちり握り合うシーンの水の描写には息を呑むようなものがありましたねえ。
ところで、今回鑑賞したDolby Cinemaでの上映、実はこれの公開を知った当初は観よう観ようと思っていたのですけれども、みんな予約開始と同時に一気に予約するもんですから、なかなかいい席が取れなかったりそもそも日程が合わなかったりしたのもあって昨日になるまで観れませんでした。
しかしながら、昨日になってようやく遂にそれなりに良い席で観ることができ、感無量の思いでございます。
実に良いものを観せてもらいました。
おしまい。