ウサオジという男、『クリード 過去の逆襲』を観る

昨日は『クリード 過去の逆襲』を観てまいりましたよ。

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台風の影響で天気が酷いことになっておりましたが、一度してしまった予約の取り消しはできませんから思い切って行ってきました。

結局、私が映画館に向かう頃には天気も一番酷いときと比べたらいくらかマシになっておりましたので、難なく行くことができたのでございます。

さて、それで本作『クリード 過去の逆襲』なのですけれども、実は私は「クリード」のシリーズを観るのは初めてなのですよ。

「ロッキー」の方は確か3くらいまでは配信で観たことがありますけど、全部は観ておりません。

そういうわけで、このシリーズの内容については結構分からないこともあったのですが、それでも本作は本作だけ十分でも楽しめるような内容でした。

内容はと言えば、現在は引退したクリードにはデイミアンという子供時代の兄貴分がおりまして、その兄貴分と戦うため再びプロのリングに上がる、という内容でございました。

このデイミアンというのが元々プロを目指していたアマチュアのボクサーで、実はクリードの約20年前の裏切りによって今まで刑務所で暮らすこととなっていたわけですけれども、そんなわけでこの2人は確執を抱えるところとなっており、最終的にデイミアンの策略によってクリードは再びプロとしてリングに上がらざるを得なくなり、2人はリング上でボクシングを通して過去を清算することになるのでございます。

それで面白かったのは、刑務所上がりでしかもプロとしての第1試合目でいきなりデイミアンが現役ヘビー級王者に挑戦して勝っちゃうところですねえ。

この試合がまたとんでもないんですよ。

序盤は相手の現役王者の方が優勢なのですけれども、デイミアンが元不良らしいガラの悪いラフファイトに次ぐラフファイトで次第に巻き返していき、最後は力でねじ伏せるようにして相手をKOしてしまうわけでございます。

このラフファイトがえげつなくて、ルール違反しすぎのせいで減点くらいまくった挙句、あと一歩で退場とまでレフェリーに言われるくらいですから。

事故に見せかけて肘とか使ってましたので、もはやボクシングの試合というよりは路地裏の喧嘩のような無法地帯でございました。

ともあれ、結局はデイミアンがチャンピオンをぶちのめして新たなチャンピオンとなってしまったわけですよ。

しかしながら、やはり一番の見所はと言えば、もちろん最後のクリード対デイミアンの試合ですねえ。

ここでもやはりデイミアンのパワープレイが炸裂するわけでして、クリードは若干押され気味だったりするのでございます。

さてここからクリードが一体どうやって巻き返すのかというところではありますけれども、この辺りはぜひともご自分の目で確認いただきたい。

とにかく熱気がむんむんな打ち合いが続きますから。

それで結局、試合の果てにクリードとデイミアンの確執は一体どのように決着が着くのかというところもありますけれども、これも見逃せませんでしたねえ。

というわけでして『クリード 過去の逆襲』でしたが、シリーズを追っていなかった私でも十分に楽しめて面白かったのでございます。

サブタイトルの「過去の逆襲」というのも、クリードの過去の過ちが約20年もの時を経た今クリードに襲い掛かるという作品の内容をよく表していると感じましたねえ。

クリードとデイミアンの確執、そして激しいボクシングの試合と、見どころが満載でした。

おしまい。