ウサオジという男と、名乗らぬ者

職場でたまに他の拠点の人に電話をすることがあるのですけれども、そこでちょいと困るのが名を名乗らぬ者がいることでございます。

と言いますのも、電話に出るときに会社名しか言わない人がおるのでして、しかしそんなことは端から分かっているのでございますよ。

名を名乗れ、名を!!

物わかりの良い人だと、私が同じ会社の人間だと分かると名前を言ってくれたりもするのですけれども、言わん人の方が多い。

というわけでして、声だけで相手が誰か分かるほど他の拠点の人のことを知っていないので目当ての人はいるかと問うのですけれども、そうすると「はい、それは私です」と言ってくることがまあまあございまして、もう何回かこういうのがあるともう面倒臭いなあと思わずにはいられないのでございます。

やはりここは戦国武将の如く、「やあやあ我こそは!」と高らかに名乗り出ていただきたいですねえ。

名を名乗れ、名を!!

おしまい。