ウサオジという男、『ゴジラxコング 新たなる帝国』を観る

連休で時間もあったことですし、せっかくだから映画でも観るかということで『ゴジラxコング 新たなる帝国』を観てまいりました。

godzilla-movie.jp

内容はまあ、なんか馬鹿でかい連中が大暴れするって感じですねえ。

細かいことはいいんですよ、こういう映画は。

ハリウッド映画らしい物凄く大味な内容で、細かいことを気にせず頭空っぽにして観られるのもたまには悪くない。

しかしながら結局のところ、物凄く物凄いサイズのバケモノが暴れ狂っていて凄かったという感想に落ち着いてしまいますので、ブログのネタとしてはあまり面白くなくなってしまうのが難しいところですねえ。

つまらなくはなかったのですけれども、まあそんな細かい感想をごちゃごちゃ言うような繊細な作品ではなかったということでございますよ。

とりあえずなんか物凄いものを観たい人はぜひって感じですねえ。

というわけでして、今日はおしまいでございます。

おしまい。

ウサオジという男、『タイガー 裏切りのスパイ』を観る

今回は『タイガー 裏切りのスパイ』を観てまいりました。

tiger3-movie.com

ちなみに、主演は先月末に観た『バジュランギおじさんと、小さな迷子』と同じくサルマン・カーンでございます。

主な内容といたしましては、パキスタンの軍事独裁を目論むパキスタンの過激派を、インドのスパイであるタイガーとその妻であり元パキスタンのスパイでもあるゾヤが協力して阻止するといった感じでございます。

インドのアクション映画ということで、期待通りのものがしっかりと観られて満足でございますよ。

インドらしいミュージカルや訳の分からないスケールで行われるアクション、とりあえずインドらしさむんむんでてんこもりの、こういう映画を観るような連中が期待するであろう要素を全部詰め込んだような内容でございました。

さてところで、この映画はタイガーというスパイを主人公にしたシリーズであると同時に、去年公開の映画『PATHAAN/パターン』と世界観を共有する作品でもあるのでして、そういえば『PATHAAN/パターン』ではタイガーが友情出演するシーンがありました。

『PATHAAN/パターン』鑑賞当時はいきなり何の説明も無くいきなりタイガーという男が出てきて「一体なんだこの男は」思ったものですが、同じ世界観を共有していたというわけなんですねえ。

と、そんな経緯がありますから、本作で一番盛り上がったシーンはと言いますと、シャー・ルク・カーン演じるパターンが友情出演してきたシーンでございます。

お互いに友情出演し合っている!

『PATHAAN/パターン』の方ではパターンが囚人輸送列車に乗せられているところにタイガーが現れ救出しておりましたが、今度はタイガーがパキスタンの刑務所に囚われているところをパターンが救出しにきたのですよ。

どちらの作品でも脱獄シーンで友情出演ですから、なかなか粋なことやってくれるじゃないかと思いましたねえ。

しかも今作のパターンの登場シーンがなかなか洒落ておりまして、いきなり『PATHAAN/パターン』のサウンドトラックが流れて「お!?なんか聞き覚えがあるやつが聞こえてきたけどまさか!」と期待したら、案の定そのまさかだったわけですよ。

そしてそのままタイガー、パターンの共闘シーンに突入したわけですけれども、これは『PATHAAN/パターン』を鑑賞済みだったからこその盛り上がりでしたねえ。

というわけでして、本作『タイガー 裏切りのスパイ』単体でもなかなか面白かったですけれども、『PATHAAN/パターン』を観ていたからこそ盛り上がれるシーンもあって非常に素晴らしい作品でございました。

この流れだと、今度はパターンが主人公の映画でタイガーがまた友情出演するんでしょうかねえ?

さすがに連続でやったらくどいかとも思いましたが、ここは敢えて次もやって「お約束のシーン」化するかもしれませんので、次回も見逃せません。

さあ、次の作品公開が今から楽しみでございます。

おしまい。

ウサオジという男の、4月に観た映画

もう5月が始まって大分経っておりますけれども、4月の映画をまとめておきましょう。

とは言え、4月は月末に観た『バジュランギおじさんと、小さな迷子』だけなのでございます。

そもそも4月は観たい作品が少なかったこともあり、またちょいと他の予定があって忙しかったり出費が激しくて行けなかったのでございますよ。

5月もいろいろ予定があったりするのですけれども、また一方で観ておきたい作品ももうちょいありますので、4月よりは観ることになりそうでございます。

おしまい。

ウサオジという男、『バジュランギおじさんと、小さな迷子』を観る

先日、何とはなしに映画館の上映スケジュールを確認していたら『バジュランギおじさんと、小さな迷子』というインパクトむんむんのタイトルを見つけまして、確認してみたらインドの映画だったので観に行くことにいたしました。

spaceboxjapan.jp

いやあ、物凄かったですよ、これは。

インド映画屈指の感動作じゃないですかねえ。

こんな感動する映画は滅多にないでしょう。

さて、主な内容といたしましては、インドで迷子になってしまったパキスタン人の少女をパキスタンに帰してあげようとインドのおじさんが頑張るお話でございます。

生まれつき声が出せないシャーヒダーというパキスタンに住む6歳の少女が母親と一緒にインドにあるイスラム寺院に声が出せるようお祈りしに行ったまでは良かったものの、帰路の途中で母親とはぐれインドに一人取り残されてしまうのでございますよ。

そこでシャーヒダーが偶然出会うのは、勉強もスポーツもからっきしだけど底抜けにお人好しの正直者で、そして何よりお猿の神様ハヌマーンを熱烈に信仰するバジュランギおじさんことパワンでございまして、政治や宗教の壁を越え二人でシャーヒダーの故郷であるパキスタンの村を目指すというお話でございます。

ちなみに、調べたらバジュランギおじさんの「バジュランギ」はハヌマーン信者のことらしく、その名の通りパワンは野生の猿を見かけるたびにいつも両手を合わせてお辞儀して挨拶するほどの信者でございました。

ともあれ、そんなバジュランギおじさんはシャーヒダーをパキスタンに帰そうとあの手この手で頑張っていたけれども正攻法ではにっちもさっちもいかなくなってしまい、最終的にパスポートもビザもなしにインド-パキスタン国境を不法に越える決断をするのですけれども、ここからがいよいよ面白くなるのですよ。

そもそも国境を越える時点でまあまあまずいことをしているのですけれども、バジュランギおじさんは「ハヌマーン信者はコソコソしない!」と言って国境警備隊の前に堂々と姿を現し許可を求めに行くのでして、大モメに大モメした挙句、その馬鹿正直さで国境警備隊を説得というよりは呆れさせることによってパキスタンに堂々と真正面から不法入国するのでございます。

法を犯すのさえ正々堂々とやらずにはいられない正直者、それがバジュランギおじさん。

そういえば最初にシャーヒダーが迷子になった直後、パキスタンのおじさんがシャーヒダーの両親を「大丈夫、インドにも神を信じる善良な人がいる」と言って励ますシーンがありましたけれども、まさかインドの神を信じる善良な人がバジュランギおじさんだとは、さすがにあのおじさんも想像していなかったでしょう。

そして、パキスタンに入国した直後、早速不法入国が警察にバレた二人はインドのスパイと疑われて警察に追われつつ、成り行きでついてくることになったテレビのジャーナリストのおじさんを旅の道連れにして、2人のおじさんと1人の少女という3人で目的地を目指すのでございます。

というわけでして、国境をまたいだ波乱万丈なロードムービーでございましたけれども、要するに馬鹿正直な男が馬鹿正直なことをやってのける馬鹿正直な映画でございました。

インド的なノリの良さや数々のロケ地の壮大な自然に彩られつつも、一人の正直者がその信念に従って「やる」と言ったことを最後までやり切る、そういった映画でございます。

2人の旅についてきたジャーナリストのおじさんが途中で「憎しみの物語には人々が興味を持つが、愛の物語には興味を持たない」というような主旨のことを言っておりましたけれども、結局はバジュランギおじさんのあまりにもまっすぐで馬鹿正直な信念が最終的にインド、パキスタン両国の人々すらも動かすわけでして、感動なしには観られない映画界屈指のまっすぐな内容でした。

こんなまっすぐな映画はそうそうありませんよ。

いやあ、素晴らしい映画を観ました。

インドのノリの良いアクション映画も良いですが、こういう映画も面白いですねえ。

おしまい。

ウサオジという男の、5月に観たい映画

さあ、結局ほとんど映画を観ることが無いまま4月が終わり、いよいよ5月が始まります。

今のところの見立てだと、5月も今のところ映画は控え目になるかもしれませんねえ。

  1. タイガー 裏切りのスパイ(2024/5/3公開予定)
  2. PS1 黄金の河(2024/5/17公開予定)

とりあえずインド映画2作だけは観ようと思っております。

なんてったってインド映画ですから、何が何でもこれは観ておかねばなるまい。

さて、最近映画鑑賞が控え目な理由ですけれども、これは単純にドラムの練習が忙しくなってきて時間がないのと、ジャズの鑑賞も結構いろいろな場所に行くようになった関係で経済的な事情から映画を観まくるわけにもいかなくなったというわけでございますよ。

もしかしたらそのうちこの風向きも変わって、映画館に入り浸る日々がまたいつか来るかもしれませんが、まあこの先どうなるかは実際になってみなければ分かりません。

とりあえずできる限りのことをしようではありませんか。

おしまい。

ウサオジという男の、4月に観たい映画

さて、もう4月になってしまいましたので、今月の映画をピックアップしてまいりましょう。

  1. ゴジラxコング 新たなる帝国(2024/4/26公開予定)

とは言ったものの、結局1作品でございますよ。

ワハハ!

余裕があれば観てみようかと思っている作品が他に全然ないわけではありませんけれども、優先度と4月のスケジュールを考えたらこうなってしまいましたねえ。

4月はちょいとスケジュールも忙しい出費も激しくなりそうですので、映画は少な目にしようと思っております。

それでは今月も頑張ってまいりましょう。

おしまい。

ウサオジという男の、3月に観た映画

気づいたらもう3月もおしまいですので、それじゃあここらで今月に観た映画でも振り返ってやろうではありませんか。

  • ストリートダンサー
  • コヴェナント/約束の救出
  • ネクスト・ゴール・ウィンズ
  • COUNT ME IN 魂のリズム
  • 犯罪都市 NO WAY OUT

先月分の未鑑賞作品を合わせてもこんなに観る予定はなかったのですが、結局観てしまいましたよ。

観てしまったのでございます。

今月もなかなかパワフルなラインナップでしたねえ。

とりわけ、ドラム教室の先生の紹介で『COUNT ME IN 魂のリズム』を観るところとなったのは思わぬ収穫でございました。

迸るようなドラム愛に溢れるクレイジーなインタビュー映画でして、あんなのを観たら私も「よしドラムを叩こう!」とますますやる気が漲ってまいりましたよ。

いやあ、これは観ておいて良かった。

さてと、それでは4月も頑張ってまいりましょう。

おしまい。

ウサオジという男、『COUNT ME IN 魂のリズム』を観る

ドラム教室の先生に紹介されて、『COUNT ME IN 魂のリズム』というドラムの映画を観てまいりました。

countmein.jp

「I Love Drumming」、という冒頭のせりふにすべてが込められている映画でございました。

数々のレジェンド級ドラマーが、ドラムを叩くことについてひたすら語ってかつての映像を振り返るドキュメンタリー。

言ってしまえば基本的にそれだけなのですけれども、物凄く熱い。

ドラム愛が迸るような映画でございました。

とにかくドンドコドンドコシャンシャンシャンシャンとシンバルに太鼓にとせわしなく果てしなく叩く叩く。

一番お気に入りのシーンは、登場したドラマーたちの子ども時代のシーンでして、フライパンやら鍋やらを手当たり次第にドラムスティックや、遂には包丁まで使って叩きまくるシーンでございます。

画面一杯にウキウキワクワクが満ち満ちている。

あとは、他には、同じく子ども時代に初めてドラムを親に買ってもらったときの興奮も印象的でしたねえ。

もうこんな興奮したら死んでしまうんじゃないかと思うほどの大興奮でございます。

こんなの観たらドラム叩きたくなるに決まっている!

興奮が伝染してくる!!

そしてラストは、作中で登場したドラマーが集結した激熱セッションで締めくくる。

これがとにかく激しくてカッコいい!

まさに「魂のリズム」!

というわけでして、徹頭徹尾とにかくドラムを打って叩いて音を出すことの喜びが表現されている素晴らしい作品でございました。

私自身、つい最近ドラム教室の発表会を終えたばかりではありますけれども、これを観て気持ちも新たに次の発表会へ向けてさらにドラムを叩き散らかすとしましょう!

轟かせてやりましょう、私の「魂のリズム」ってやつを!!!!

おしまい。

ウサオジという男、『ネクスト・ゴール・ウィンズ』を観る

今回は『ネクスト・ゴール・ウィンズ』を観てまいりました。

www.searchlightpictures.jp

これは、米領サモアというところにいる弱小サッカーチームが新監督を迎え、1点でも得点を上げるため奮起する物語でございます。

しかしながらまあ、この米領サモアのチームがまあショボいことこの上ない。

本当にショボい。

ヘボチームここに極まれり、ってところですねえ。

具体的に何が酷いかっていったらまあ、何はともあれまずはやる気の無さですねえ。

物凄くぐだぐだしている。

そして一方で、新しい監督としてやってきた人物も負けず劣らず酷い。

そもそも米領サモアの監督になったのは、前のチームで成果を出せなかったためにクビとなり、新しい職を得るため否応なく監督を務めるに至ったという人物でして、その上、癇癪を起してすぐに暴言を吐いて暴れる。

無論、このやる気のない米領サモアのチームを前にした監督は、新任早々初っ端から暴言を吐いて暴れました。

また、衝突を繰り返すチームと監督を仲介するサッカー協会会長のキャラクターがなかなか強烈でして、これが良いんですよ。

独特の手法でうまく監督を丸め込み、なんだかんだでうまくやってしまうのでございます。

ともあれ、そんな空中分解一歩手前の崖っぷちチームが試合で1点を決めることを目指して奮闘する様子が描かれているのでございました。

どっからどうみてもコメディ色の強い独特なスポーツ映画ではありましたけれども、ラストにはしっかり盛り上がれるところもありまして、「あんなにへぼかったチームがこんなプレーをするようになるとは!」と驚きと感動があって面白かったのでございます。

おしまい。

ウサオジという男、『コヴェナント/約束の救出』を観る

『コヴェナント/約束の救出』という映画を観てまいりました。

www.grtc-movie.jp

一言で言ってしまえば、非常に男臭い映画でございました。

これはアフガニスタンに派兵された米軍兵士のジョンというオジサンとその通訳として同行している現地のアーメッドというオジサンの信念と友情の物語でございます。

ジョン率いるチームが奇襲を受け、ジョンとアーメッド以外の隊員は全滅してしまい、2人も追手から逃れつつどこかも分からないアフガニスタンの山をさまようことに。

そして遂にジョンが敵の銃弾に倒れあわやというとき、アーメッドがすんでのところで敵を倒してジョンを救い、その後アーメッドは一人、追手の迫る中100kmの過酷な道のりを踏破し米軍基地まで瀕死のジョンを連れ帰るのでございます。

さてこれでめでたしめでたしと思いきや、話はこれで終わらない。

ジョンを助け出したアーメッドは敵に指名手配されてしまい、にっちもさっちもいかなくなるのですよ。

本来、米軍に同行する現地の通訳にはアメリカへの移住ビザが発行されるらしいのですが、結局そのビザの発行もうやむやにされうまくいかずアーメッドは現地に留まる他なく、しかし怪我から回復したジョンは命の恩人のために約束を果たすべくあらゆる手を尽くし、そして遂に再び現地へと赴く、というのが主な話の流れでございます。

これはもうあらすじだけでもう熱気むんむんですよ。

オジサン2人の友情と信頼と信念を描いた、熱気むんむん映画。

そこら辺の銃乱射して敵をぶっ倒しておしまいってな大味戦争映画とは違うのでございますよ。

正直、最初はそういう大味戦争映画を想像していたのですけれども、これは良い意味で予想を裏切られましたねえ。

実に男臭く、熱気がむんむんとする面白い作品でございました。

おしまい。