謎のハッチでございます

昨夜、ブログ記事をいつも通り投稿した後、事態は急展開を見せました。

とんでもない恐るべき恐怖の身の毛もよだつような事実を見つけたのでございますよ!

と言いますのも、既に何度も取り上げているあの換気扇のオイニーでございますけれども、もしかしたらあれは換気扇からのオイニーではないかもしれないという事実を発見してしまったのでございます。

ブログ投降後、昨夜もやっぱり物凄いオイニーが部屋を満たそうとしている中、キッチン脇にある洗濯機から洗濯物を取り出したり何だったりをしていると、ふと気づきました。

部屋は臭いが、しかしキッチン周りが一番臭いわけではない。

そう、これが恐るべき新発見の始まりでございます。

ここからですよ、本当に凄いのは!

今まで考えられていたように、換気扇からオイニーが流入していると仮定するならば、部屋の中で最も臭いのは換気扇のあるキッチン周りのはず。

しかしながら、キッチンの周りはそこまで臭くないのでございますよ。

ということはつまり、あの恐るべきオイニーは換気扇から流入しているのではないのではないか?

さて、気づいてしまったからには放ってはおけません、早速私は鼻をフル稼働させ、部屋中を嗅ぎまわりました。

オイニーは鼻が歪むほどに強烈ですが、しかし戦いとは常に危険に満ちているのでございます。

危険を冒すものが勝利する、英国陸軍特殊空挺部隊もモットーにそう掲げている通り、この危険は冒す価値があります。

と、そんなこんなで1秒が100万年にも思えるほどの苦痛に満ちた危険な戦いの末、遂に確信が持てました、キッチンというよりはむしろその隣にある玄関付近の方が臭い。

そして最終的に、今度のオイニーの流入源を特定したのでございます。

謎のハッチ、そう、玄関脇の謎のハッチこそがオイニーの源であったのでございます。

手持ちの工具で開けられそうにないしそもそも臭すぎて開けたくもないのですが、というわけでこれが一体何のハッチなのかまったく分からないのですけれども、恐らく何かのメンテナンス用ハッチとは思いますが、その隙間からオイニーがとめどなくあふれ出しているのでございます。

鼻を近づけると、嗅覚が破壊されるのではないかというほどの濃厚なオイニーでございました。

本当に臭い、洒落にならない、鼻が歪む。

ともあれ、原因が分かれば対策の半分は済んだようなもの。

すかさず養生テープをひっぱり出し、ハッチの隙間をびっちりと塞ぎました。

封印でございます。

見えざる魔物を封印しましたよ、養生テープで。

思えば、この前の濃厚なチーズのようなオイニーが漂っていたのに最初に気づいたのも玄関付近でございましたし、もしかするとこれでオイニーの問題に終止符が打たれたのかもしれませんねえ。

あるいは、換気扇は換気扇でこのハッチとはまた別個にオイニーを垂れ流しているのかもしれませんが、ともあれこれはしばらく様子を見ねばなりません。

そしてもしかすると、あのハッチがゴキブリの侵入経路でもあったのかもしれないと、今更ながらそう思うのでございます。

外部からオイニーが入ってくるということはすなわち、あのハッチはどこか外部と繋がっているというわけでありますからして、ならばオイニーだけでなくゴキブリの侵入経路となっていても不思議はありません。

そしてこれが重要なのですが、そのハッチにはゴキブリが通るに恐らく十分なほどの隙間があります。

こんなところにも侵入経路があったとは。

というわけでして、もしかするとこれは、我が家の致命的な問題を一挙に解決する唯一の方法かもしれません。

面白くなってきました。

これで我が家にいよいよ安寧が訪れるかもしれませんよ!

とは言え、昨日の今日でいきなり結論を出すのはさすがに性急にもほどがあります。

オイニーについてはその頻度から考えて2,3日、ゴキブリについては少なくとも1週間、できれば1ヵ月は様子を見るべきでしょう。

ちなみに、今日は現時点ではまだノー・オイニーでございます。

おしまい。