ウサオジという男、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』を観る

昨日は『ジョン・ウィック:コンセクエンス』を観てまいりました。

johnwick.jp

何分このシリーズを観るのは初めてなもんで、シリーズ全体のお話の流れとかまったく分からんかったのですが、それで結構楽しめました。

分かる範囲で内容に触れてみますと、どうもこのタイトルのジョン・ウィックというのが主人公の名前で、そのジョン・ウィックという男が裏社会の組織から命を狙われるお話でしたねえ。

それでジョン・ウィックが組織と完全に手を切るために、決着を着けようと激しく戦う感じの内容でございました。

というのが私が理解できた範囲での説明なのですけれども、まあそんなストーリーは置いといて、ともあれアクションが物凄かった。

上映時間の8割くらいは何かと戦ってるんじゃないかってくらい延々と戦ってる。

なんと言っても、敵の物量が物凄いんですよねえ。

次から次へと敵がわんさかでてくる。

それで、素手で銃でヌンチャクで、あるいはその他諸々のものを使ってジョン・ウィックはまるでわんこそばを食すかのように次々と敵をぶちのめしていくわけですよ。

そして出てくる敵は雑魚だけではなく、敵方に雇われた盲目の殺し屋や犬を連れた賞金稼ぎといった強敵にもジョン・ウィックは狙われるわけでして、そりゃあもう休む暇もない。

と、そんな感じで最初から最後まで延々と戦闘シーンが続き、遂に終盤、いよいよ敵の黒幕を前に最後の決着を着ける戦いを挑むのですが、そのシーンだけはそこまでとは打って変わって静けさに包まれた厳かな儀式のような印象がありました。

ちなみに、一番お気に入りのシーンは、終盤でジョン・ウィックが敵に吹っ飛ばされて階段から転げ落ちるシーンでございます。

「お前、そんなやけくそに階段から転げ落ちんくてええやろ!」と言ってやりたくなるくらい落ちていましたし、劇場でも若干の笑いが巻き起こっておりました。

とにかく階段から転げ落ちるし、「この辺でさすがに止まるだろう」と思っていてもしかし落ちる。

もはや自分から転げ落ちに行っているとしか思えないほど転げ落ちておりましたねえ。

ともあれそんな具合で本作、というかストーリーから考えるに本シリーズは幕引きを迎えたっぽいわけですけれども、どうもこれは、思うに私は初っ端からいきなりシリーズ最終作を観てしまったような感じがしますねえ。

シリーズを最初から追っている人ならもっと楽しめたのかもしれませんが、常軌を逸したアクションを楽しみたい私のような者だったらいきなり本作を観てもそれなりに楽しめました。

とりあえずロン毛の髭面オジサンが敵をぶちのめしまくって階段から転げ落ちる映画ですから、もうそういった細かいことはいいんですよ。

とりあえずオジサンが敵をぶちのめしていれば面白い。

というわけでして、いきなりシリーズ最終章を観てしまったっぽいわけですけれども、なんだかんだ言って面白かったです。

こういう映画にありがちな、シリーズが終わったと見せかけておいてまた新作が出るパターンがあるかもしれませんが、何年後にまた出たら出たで再び観に行くとしましょう。

おしまい。