ウサオジという男、サンダルを買う

最近は温かくなってきましたねえ。

というわけですので、私ウサオジはサンダルを買いました。

今回買ったのはこういったタイプのサンダル、いわゆるスポーツサンダルというやつでございます。

今まで使っていたサンダルはこんながっちりと足を固定するようなやつではなく、スリッパみたいな形状の簡単に履けるタイプのやつでございました。

ですが、スリッパタイプのサンダルだとすぐ履ける一方ですぐ脱げるのでもありまして、しかしそれだとちょいと困るシーンが出てきたので、今回はこういうスポーツサンダルを買った次第でございます。

すぐ脱げると困るシーンとは、ずばり映画鑑賞でございますよ。

あれは去年の秋ごろに『RRR』を観に行ったときの出来事でございますけれども、鑑賞中に足を動かしたらサンダルが足からするっとすっぽ抜けてしまいまして、そしてそのまま前の段差を転げ落ちて行ってしまったのですよ。

そのときは通路のすぐ後ろの席で鑑賞していたおかげで事なきを得ましたけれども、そうでなかったときのことを考えると、なかなか肝を冷やす経験でした。

というわけでして、脱げにくいサンダルを、ということで探したところスポーツサンダルに落ち着いたというわけでございますねえ。

それで、今日はしばらく履いて外をうろうろしてきたわけですけれども、これなかなか良いですよ。

足が痛くなりにくい。

今までのスリッパサンダルだと20分も歩こうものなら足の横の部分が擦れて痛くなったり、土踏まずのあたりに引きつるような痛みがしてきたのですけれども、この新しく買ったサンダルはそうならない。

そして、サンダルらしく風通しも良いので今日みたいなよく晴れた温かい日にはうってつけでございます。

自転車に乗った時も、ペダルに力を伝えやすいので実に素晴らしい。

ただ、脱げにくさが逆に欠点ともなりうるというのには、注意せねばなりません。

かかとのストラップをキツキツに締めてしまうと、履いたときのホールド感はある一方で脱ぐときにストラップのベルクロを外さないといけなくなってしまい、普通の靴よりも着脱が面倒臭くなりますので、緩過ぎずきつ過ぎずの絶妙な加減でストラップを締める必要があるのでございます。

多分、正しい使用方法としては毎回ストラップを外して着脱するのでしょうけれども、さすがにそれは面倒が過ぎる。

私はそういう主義ではありませんから、そんな面倒なことはせずともサンダルを履きたい。

というわけでして、かかとのストラップをちょうど良い塩梅に設定するのにこだわっておきました。

さて、そんな感じでスポーツサンダルを買ってしまったわけですけれども、これで今年の夏は快適に過ごせそうですよ。

やはり、普段よく使うものにこだわると良いですねえ。

おしまい。