ウサオジという男、『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』を観る

今度は『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』を観てまいりました。

cityhunter-movie.com

私はアニメ版をちょっと観たことがある程度で『シティーハンター』という作品にはそこまで詳しくないのですけれども、凄く面白かった。

美人に目がないリョウがふざけるシーンと敵と戦うシリアスなシーンの落差が極端で凄まじい映画体験でございました。

もはや最初の1分で劇場中に笑いが起こるほど唐突に面白シーンをぶちこんできますから、油断禁物。

あれほど衝撃的なオープニングも滅多にあるまい。

あの破壊力抜群のオープニングのおかげで、一気に作品に引き込まれたような感じがありましたねえ。

そしてその勢いで前半はスケベのリョウが延々と変態していたと思いきや、後半で一気にシリアスな展開が始まりますから、とにかく起伏に富んでいて最後まで飽きずに楽しめるストーリーと言う他無い。

さて、そんな感じで強くてカッコいい変態のリョウが大活躍する本作でしたけれども、内容といたしましては、リョウや香が逃げた猫を探す美人の動画制作者アンジーの依頼を受け猫を探しているうちに、「エンジェルダスト」と呼ばれる、使用した人間の戦闘能力を極限まで引き上げる薬品を巡る戦いに巻き込まれていくといった様子でございました。

とりわけ終盤の戦いは壮絶でしたねえ。

激しさだけではなく、悲壮感もありなかなか記憶に残るシーンでした。

「こうするしかなかったけど、本当にこうする他なかったのか?」みたいな、なんと言えない余韻を残すラストだったと思います。

このラストシーンは、アクション映画で割とよく見る「根っからの悪人を主人公がぶちのめしておしまい」的な展開とは違って印象的でした。

そして本作の事件の黒幕とも言える存在、こいつは次回作にも続投するのは間違いないでしょうし、次回作への期待もむんむんと高まってまいりました。

今から本当に楽しみですねえ。

次回作が出たら、これもまた観に行くとしましょう。

さてところで、これを機に原作を一気読みしてみるのも面白いかもしれないなあと思ったりもしましたが、金額を見てさすがに今度の賞与のときにしようと思いました。

とりあえず次回作が公開される前までには読んでおきたい。

おしまい。