ウサオジという男、スーツをオーダーする PART TWO

さて、それでは今日は昨日のPART ONEに引き続きスーツを実際にオーダーしたときの話を書こうではありませんか。

早速思い立ったらその勢いでオーダーすることにしたまでは良いのですが、まずはどこでオーダーするかですよ。

それで調べてみたら、割と手頃な価格でオーダーできるところがいくつかありましたので、その中から価格帯とか評判とか立地とかを調べてどこに行くかを決め、その後はパパっと予約しておきました。

スーツのオーダーって言うと何十万何百万みたいな世界という印象がありますけれども、安いところだと何万円の価格帯でできるらしいのですよ。

もっとも、安いところだとパターンオーダーという簡易な形式で、高いところだとフルオーダーという細かいところまできっちりやってくれたりするという違いなどがあるそうでして、私の場合は無論パターンオーダーでございます。

ともかく、それでやんややんやとあって当日、いよいよ私の人生初のスーツのオーダーが始まりました。

まずは生地選びから。

生地選びで特に重要なのは色合いですねえ。

といっても、仕事で使う以上『K.G.F』シリーズのロッキーのように奇抜な色にするわけにも行きませんから、ここは無難にネイビーにしようと思いました。

いや、ロッキーが奇抜なのは色よりも着こなしの方だったかもしれませんが、まあロッキーは置いといて、ともかくいろいろとネイビーの生地のサンプルを見せてもらったわけですけれども、同じネイビーという色の括りの中でも明るめのネイビーと暗めのネイビーで結構印象が違うことに気づきました。

とりあえず最初はよく見かける暗めのネイビーの方が良いかなあと思っていたのですけれども、いろいろ悩んだ挙句結局は明るい感じのネイビーにしてやりましたよ。

本当に無難にするなら暗いネイビーですけれども、しかしなんと言っても私はウサオジですから、ただで済むはずがない。

よくよく考えてみれば、そもそも今私が持っているスーツも全部真っ黒で暗い印象のやつですし、ここはひとつ明るい印象のやつも一着くらい持っておくべきかなあと思ってのことでございます。

それに、仕事で使うと言っても銀行やお役所みたいなお堅いところで働いているわけではありませんし、用途を考えてみてもそんなにかしこまった場面で着ることなど今までの経験ではありませんでしたから、これで問題ないでしょう。

ちなみに、実際に選んだ生地の色は、昨日から引き続き今日もサムネイルに使っている下の絵のスーツの色よりも多分若干明るそうでございますけれども、しかし購入時は生地のサンプルを見ただけで決めたので、出来上がってみないと全身の印象は分かりません。

さて、もはや生地の色を決めるだけで相当の紙面を割いておりますけれども、それ以外は思いのほかすんなり行ったのですよ。

生地選びが一番大変だった。

生地が決まったらあとはサイズを決めたりベストのデザインだったり細かいオプションなどを決めたりするわけですけれども、サイズに至ってはあまりそういうことに詳しくないこともあって、ほとんど担当の方のおすすめに従ってそのままとんとん拍子に決めて行きました。

それでベストのデザインは、ボタンのデザインがシングルとダブル、そしてそのそれぞれに襟有りと襟無しの計4パターンあるっぽいのですが、ボタンはオーソドックスなシングルにして、襟は実物を見て襟有りの方が品格のある感じがしてカッコよかったので襟有りにしました。

あとは袖のボタンやら何やらの細かいオプションを決めていったのですが、ここでとりわけ悩んだのがボタンですねえ。

思いのほか選択肢が多くて、どれが良いのかいまいちに決め手に欠ける感じでございました。

とは言え、ボタンはあまり派手にし過ぎない方が良いというアドバイスに従い、結局シンプルな黒いやつにいたしました。

と、そんな感じでして、以上で私のスーツのオーダーはおしまいでございます。

さて、お次はスーツが届いたら『ウサオジという男、スーツをオーダーする PART THREE』で実際に出来上がったスーツとご対面したときの感想を書こうかと思いますよ。

それではPART THREE公開までのしばしの間、お待ちいただければと思いますねえ。

いやあ、仕上がりが楽しみで仕方がない!

おしまい。