そういえば先日、ビッグバンドという形式のジャズを聴いてまいりました。
ジャズバーなんかで良くやっているバンドは多くても精々7,8人のバンドですけれども、ビッグバンドはその倍近くの人数でやりますから、そりゃあもう考えただけで熱気むんむんですよ。
開演時間になったら奏者たちが出演するわけですけれども、もはやその時点で圧巻でしたねえ。
物凄く物凄い人数のバンド。
そして演奏が始まるや否や、やはり人数が揃っているだけあって物凄い音の迫力でございました。
とりわけ、人数の多い管楽器から繰り出される音の衝撃は凄かった。
なんというか、音が分厚いんですよ。
同じ管楽器がそれぞれ何本も一気に音を出しておりますから、今までジャズバーで聴いていたのとはまったく別のサウンドでございます。
ジャズバーでやっているようなバンドだと、管楽器は多くても2,3本とかですから比べ物になりません。
そして、ソロパートに差し掛かると何人もいる管楽器のプレイヤー中から一人が前に出てきて吹いたのですけれども、これも凄かったですよ。
そもそも20人の前に一人出てきて堂々と演奏するという時点で、絵面が既にカッコいい。
それで大人数で厚みのある伴奏の中、激熱のソロをぶちかますわけですよ。
また他にも2,3人のプレイヤーが前に出てきて同時に、あるいは交互に吹くなどのシーンもあって面白いシーンが満載でしたねえ。
ちなみに、前に出てきて演奏したのは管楽器だけでしたけれども、ピアノやドラム、ベースも無論ソロをしておりました。
一通り聴いてみて思うのは、ビッグバンドはソロが始まる前後の緩急が良いんですよねえ。
みんなで一斉に吹いて物凄い圧力を感じる賑々しい演奏だったと思いきや、ソロが始まった途端一気に静かになって、そして今度はソロのプレイヤーがどっと盛り上げてくる。
これは面白い。
というわけでして、そんなこんなでビッグバンドの演奏を聴いてまいりましたというわけでございます。
また聴きに行きたいですねえ!
おしまい。