ウサオジという男と、話を聞かない人

職場で私によく問い合わせてくる他部署の同僚の中に、私が回答をしてから1か月後くらいに「そういえばあの件ってどうなりました?」としょっちゅう聞いてくるやつがおります。

一番酷いときなんか、いつも通り大体1か月後くらいにその話を聞かない人から内線がかかってきたので、いつも通り再度回答したと思ったら、さらにその1時間後くらいにその話を聞かない人の上司から「あの件どうなってます?そろそろ回答してほしいんですが」と催促の電話が来ましたからねえ。

回答しとるわい、ど阿呆!

さすがにあれには極めて強い憤りを感じずにはいられず、「お前ら阿呆ばっかか!?人の話をちゃんと聞けこの野郎!」と怒鳴りつけてどつきまわしてやりたい気分になったりもしましたが、そんなことやったら戦争になるので世界平和のためにも黙っておきました。

そろそろ私にノーベル平和賞が授与されても不思議ではなかろう。

ともあれ、今年に入ってからもうかれこれ3,4回くらい似たようなことがありまして、いよいよ私も相当に不愉快な気分になってきているわけですけれども、面倒事を避けるためにここはひとつ穏便にすませたい。

というかそもそもこの相手がなかなかのクセモノでして、人の話をまったく聞かない阿呆間抜けのぱっぱらぱーのくせして、理解できないことに周りからはなぜか仕事ができる優等生と評価されており評判はすこぶる良いので、下手をしたらこっちが悪者にされかねん。

あるいは、むしろ私に何らかの恨みを持っていて、私を悪者にするために話を聞いていないふりをしているのかもしれません。

ああいう周りから優等生扱いされている連中が第三者の見ていないところで自分の嫌いな人間にどれほどあくどいことをしでかすかはよく存じ上げておりますから、実際のところその可能性は否定できませんねえ。

改めて考えてみると、どうもあいつは私を陥れようとしているような気がしてならない。

というわけでして、とりあえずのところ、今後はもう電話でなくメールで回答して形を残すことにしようと思いますよ。

他の人からの問い合わせなどは口頭でシンプルにぱぱっと片付けておりますが、あいつはもう信用できんから仕方がない。

ここは用心に用心を重ねようではありませんか。

おしまい。