ウサオジという男、『ゴジラ-1.0』を観る

この前は時間もあったことですし、ちょいと出来心で『ゴジラ-1.0』を観てまいりました。

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まず初めに言っておこうと思いますが、私ゴジラの作品を観たのはこれが初めてでございます。

ですから、ゴジラと言えばなんか馬鹿でかい恐竜みたいなのが出てきてわーっとなってがーっとなる感じのやつだってことくらいは分かっておりましたけれども、まあ私の理解としてはそれくらいでございました。

と、そんな感じで観てきたわけですけれども、いやはや実際にスクリーンで観ると物凄いですねえ!

ゴジラ、想像の倍以上デカかった!

阿呆みたいな感想で申し訳ないのですけれども、本当にデカかったのですよ。

観る前はなんかガンダムより一回り大きいくらいのイメージだったのですけれども、それどころではない、もはや山みたいなサイズでそこら中ぶっ壊しまくるわビーム撃つわで歩く災害みたいなやつでございました。

要するに、手足のついた山が暴れ狂っている様子を想像していただければどんな感じか大体分かります。

それで今作の舞台は太平洋戦争終結後2,3年の戦後復興真っ最中の日本ですから、そんな時代の武器でそんな山みたいなやつを倒せるのかと思っていたのですけれども、そこはもう「さすが映画だ!」と拍手喝采を送ってやりたいくらい物凄く強引にやっつけてました。

鑑賞後に落ち着いて考えてみたら「そりゃあさすがに無理があるでしょうよ」と言いたくなるような方法で倒すのですけれども、しかしそこは映画館のマジックというやつで鑑賞中は登場人物の一体感と物語の盛り上がりに熱気むんむんでございました。

映画っていうのは結局のところ、観ている間熱気むんむんになれるかどうかというところに落ち着いてきますから、どんな方法で敵を倒そうが熱気むんむんになれたらそれで良い。

熱気むんむんだったら傑作、熱気むんむんじゃなかったら駄作、それくらい思い切った心持ちで観てやろうではありませんか。

そもそも私は映画評論家ではないんですから、それくらいのどんぶり勘定の感想でちょど良い。

というわけでして、その基準に従って判断するならば、本作は傑作でございました。

おしまい。