ウサオジという男と、無くても良い気がする中期

4月になると、年度の始まりということで経営陣のお歴々から今期の経営に関するお話が出てくるのですけれども、そういった話題で必ずと言って良いほど登場するのが、「短期経営計画」と「中長期経営計画」という小難しい用語でございますけれども、ここで私は気づいてしまいました。

「中期」経営計画と単体で呼ばれることが無いということに。

「中期」、こいつはいっつも「長期」とくっつけて「中長期」経営計画にされとる気がする。

もう正直言って「中」をなんとなくでくっつけてませんか、これ?

「中長期」経営計画とやらのどこまでが中期でどこからが長期なのかはっきり説明されたためしがない。

いっそのことなくしちゃっても良いんじゃないですか、「中」を。

日ごろから「ムリ・ムダ・ムラを無くしましょう」と言っておりますけれども、これこそまさにその「ムダ」というやつではなかろうか?

さて、ここで勘の良い読者の方ならば気づいたかもしれませんが、ただ中期と長期が一緒くたにされているだけならば、中期ではなく長期が不要というパターンもあるのではないかと思われるかもしれません。

しかしながら、やはり短期と中期だけではなんか収まりが悪い気がする上に若干近視眼的な印象を与えますし、「上下」という言葉を使うことはあれど「下中」という言葉を使うことはありませんから、やはりこういうのは一番端っこと端っこの言葉を繋げるのが王道かと考えられます。

というわけでして、中期を取っ払って考えちゃっても案外どうにかなるんじゃあないかと思う今日この頃でございます。

そんなわけですから、ちょいといっぺん短期経営計画と長期経営計画でやってみましょうや。

やってみてアカンかったら、しれっと何食わぬ顔でまたいつも通り「中長期経営計画」って呼んだら良いでしょうし。

おしまい。