実はですね、私ウサオジは昨日、ジャズバーに行ってまいりました。
生まれて初めて行きましたよ、ジャズバー。
と言いますのも、映画『BLUE GIANT』を何度も観ているうちに、生のジャズを体験してみたくなったんですよねえ。
それで、とりあえず近くでジャズのライブをやってるジャズバーを探したら、ありましたよジャズバー。
というわけでして、勢いだけで行ってまいりました。
さて私は、ジャズバーどころか普通のバーすら言ったことがない有様でしたから、体中から変な汗が噴き出るくらいにめっちゃくちゃに緊張して辛うじてジャズバーのドアを開けたわけですけれども、奮起して行った以上の価値がありましたよ。
あれは凄い!
すげえ激しくて熱かった、ジャズ!
ジャズ!!
あの感覚を文章で説明するのは土台無理な話ですけれども、一言で言うなら「エモーショナル」。
すんごく感情的でエモーショナル。
音の洪水に圧倒されてぶっ飛ばされるような感覚でしたよ。
なんかこう、心にぶわーっと来くるんですわ、ジャズが。
ジャズ、ぶわーっと来る。
『BLUE GIANT』のライブシーンはやり過ぎなくらい派手な演出がされておりましたけれども、いやもう本当にあんな感じでしたよ。
色が見えてくるくらいに圧倒的。
それに、ジャズバンドの人たちが全身全霊で体中を揺さぶって音を絞り出し捻り出すわけでして、音だけでなくその演奏する姿も迫力があって何から何まで面白い。
そして次第に観客もバンドも熱狂が最高潮になってきて、その場にいる全員が一体となってくるあの感じ、あんな感覚は生まれて初めてでしたよ。
ともあれ、演奏はそんな感じで何が何だかもう何から何まで全部が全部物凄く物凄かったわけですけれども、しかしそれだけではない。
演奏だけではないんですよ、ジャズライブは。
トークも面白かった。
曲の間にトークがあったのですけれども、曲にまつわるお話だったり世間話的なお話もあったりと、トークもあっちこっちへとどんどん広がっていって聴き応えがありましたねえ。
そしてトークが盛り上がったら、再び曲が始まってさらに盛り上がる。
いいぞ、ジャズ!
と、そんな感じで、演奏もトークも何から何まで面白いもんですから、バーらしく飲み物片手に聴いていたのですけれども、もはや飲むのを忘れて、気づけば氷が解けてめちゃくちゃ薄まってました。
というわけでして、生まれて初めて行ったジャズバー、めちゃくちゃ最高に面白かったのでございます。
いやあ、あれはいいもん見せてもらいましたわ。
機会を見つけてはまた行きたいと思います。
おしまい。