ウサオジという男、『アンブッシュ』を観る

UAE、フランス合作の『アンブッシュ』という映画を観てまいりました。

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こちらは、イエメンの紛争地帯に派遣されたUAE軍の死闘を描いた戦闘映画でございます。

そしてそのUAE軍はタイトルの通りアンブッシュ、つまり待ち伏せ攻撃を敵から受けるわけでございます。

その地獄をいかに戦い抜き罠から脱するのか、というのが本作の要旨でした。

それで感想なのですけれども、もう本当に予想通り過ぎるくらいに予想通りの内容でございましたよ。

待ち伏せを受け絶体絶命に陥った仲間を救うために友軍は増援を送るわけですけれども、やんややんやとあってそれも一筋縄ではいかず、その一方で待ち伏せを受け包囲された側はじりじりと包囲の輪を狭めてくる敵を前になすすべがない。

そんなこんなしているうちに、いよいよ決死の反撃作戦が始まるといった感じでございます。

まあ要するに、こういう映画を観るような人間が観たいと思うようなものを観せてくれる映画だったということですよ。

とは言え、逆に予想通り過ぎて捻りが無いと言えば無いのでその点はちょいと決め手に欠ける感じはしましたねえ。

一度戦いが始まったら延々と同じようなシーンが最後まで続きますから、最後まで飽きることなく観ることができたと言えば嘘になってしまいます。

やっぱり、映画を観る以上は何かしらアッと言うような展開が欲しいんですよねえ。

しかしそう言うのは本作に限って無かった。

あるいはもうちょい尺を短くしてまとめてもらったら良かったのかもしれません。

というわけでして、面白いと言えば面白いけれども突き抜けたものが無かったというのが最終的な感想になりますねえ。

おしまい。