人生は後悔と共に

退職の話を上司にブン投げてからしばらくして、人事、上司、私で三つ巴の会話をする機会がありました。

幸いにも上司と人事は転職経験のある人だったので、「そんなんじゃどこ行っても通用しねえぞ」とかなんとかと言った具合の頭の固いことを言われずに済みました(だからと言ってすんなりとうまくいったわけでもありませんが)。

でも、そこで言われた言葉の中にどうも気になるものがあって、それは「君に後悔してほしくないから言っているんだ」という言葉です。

この言い方がムカついたとかそういうのではまったくなくて、私はここでどういう決断をしても、きっとこの先後悔するだろうなあと思ったのです。

今までの経験から言って、複数の選択肢の中からひとつ選ばないといけないとなった場合って、いつも選ばなかった選択肢のことを思って後悔するんですよね。

 

ちなみに昨日もひとつ後悔しました。

昨晩はかつ丼を食べてきたのですが、その前にラーメンにするかどうかでちょっと悩みました。

かつ丼にするかラーメンにするかの決断が気になって気になって仕方がないので、その日の夕方くらいから仕事に身が入らなかったのは言うまでもありません。

悩んだ挙句、結局はかつ丼にしたのですが、ラーメン食べてたら良かったかなあという思いが今も少しあります。

ちなみに、かつ丼はめちゃくちゃおいしかったです。

寒いときに食べるかつ丼、うまいですよね。

まあそれを言ったら、寒いときに食べるアツアツのラーメンも同じなんですけど。

 

こんな感じで、退職するにしても残留するにしても、多分どちらにしても私は後悔するだろうなあと思います。

退職してうまくいったにしろ大失敗したにしろ、どっちにしろ、あのとき残留した方がもっと良い結果になったのかもしれない、ときっと思うのです。

実際は、もうひとつの選択肢を選んでいたらもっと酷いことになっていたかもしれませんが、そういうのは自分の都合が良い方に考えてしまうのがこの私。

あるいはどちらも地獄に通ず道、という可能性もありますが、もうそれを言ったらおしまいのような気がします。

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しかしまあ、なんて言うのでしょうか、人生は例え地獄行きだとしても選んだ道を行くしかないのです。

どう生きても地獄行きだとしても、生きていくしかないのです。

振り返らずにまっすぐに。

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そう、まっすぐ振り返らずに。

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振り返ったりしないよ、本当だって。

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ハードボイルドは振り返らないのさ。